Debian Buster (stable) を IBM Lenovo ThinkPad X230 にインストールする手順の、自分用メモ書き。
Windows 10 PC にて Rufus と netinst CD.iso で作成した USB メモリを用意
これを Lenovo ThinkPad X230 の USB Port に挿し電源を入れ F12 キーを連打。 Boot Menu から該当 USB メモリを選択すると、しばらくしてインストール画面が表示される。
インストール途中、Wi-Fi(無線LAN)関連の firmware を要求された
この ThinkPad X230 の場合、 "iwlwifi-6000g2a-6.ucode iwlwifi-6000g2a-5.ucode" が必要と表示されたので、ウェブで検索してみる。 すると、https://packages.debian.org/buster/firmware-iwlwifi という debian.org 内のページが出てきた。 そこからダウンロードした firmware-iwlwifi_20190114-2_all.deb を、別の USB メモリにコピー。 これを別の USB ポートに接続し、数秒待ってから「別のリムーバブルディスクから読み込みますか？』という選択肢で「はい』を選択。 しばらくして SSID の選択と、 Wi-Fi のパスフレーズを聞かれるので入力すると、インターネットに接続される。
最小限環境でインストール
tasksel で各種デスクトップ環境を含め、全ての項目のチェックを外して続行。
起動したら Wi-Fi がつながっていない
$ networkctl （省略） 3 wlp3s0 wlan n/a unmanaged
wlan は wlp3s0 であることがわかる。
$ wpa_passphrase (Wi-Fi SSID) (Wi-Fi パスフレーズ) > wlp3s0
$ cat wlp3s0
network={
ssid="(Wi-Fi SSID)"
#psk="(Wi-Fi パスフレーズ)"
psk=（上記コマンドで生成されたフレーズ）
}
これを編集する。
$ nano wlp3s0
auto wlp3s0
iface wlp3s0 inet dhcp
wpa-ssid (Wi-Fi SSID)
wpa-psk （上記コマンドで生成されたフレーズ）
作成したファイルを移動し、システム再起動。
$ sudo mv wlp3s0 /etc/network/interfaces.d/ $ sudo systemctl reboot
次回からは自動で Wi-Fi 経由でインターネットに接続されている。
参考 "Debian (Stretch) で無線 LAN の設定"
コンソール環境
日本語対応コンソールを起動
$ fbterm
字が細かくて見えにくいので、フォントサイズを大きくする
$ nano ~/.fbtermrc
font-size=12 から font-size=20 に変更。 Ctrl-O で上書き保存。
GUIで各種ソフトウェアをインストールするために、 aptitude をインストール
$ sudo apt-get install aptitude $ sudo aptitude update
Caps Lock と 左 Ctrl を交換
$ sudo nano /etc/default/keyboard XKBOPTIONS="ctrl:swapcaps"
NTPで時刻合わせ
現状確認
$ sudo timedatectl status （省略） NTP service: active （省略）
設定ファイルを編集
$ sudo nano /etc/systemd/timesyncd.conf NTP=ntp.nict.jp FallbackNTP=ntp1.jst.mfeed.ad.jp ntp2.jst.mfeed.ad.jp ntp3.jst.mfeed.ad.jp
時刻同期デーモンを再起動する
$ sudo systemctl restart systemd-timesyncd
参考 "Debian 10 (buster) - 時刻同期設定(systemd-timesyncd)！ - mk-mode BLOG"
